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犬にとって炭水化物は必要か?

今回は、犬に必要な栄養素の中から「炭水化物」をテーマにお話していきます。

ワンちゃんを飼っている皆さん。

犬に必要な栄養素について考えたことはありますか?そこで今回は、犬に必要な栄養素の中から「炭水化物」をテーマにお話していきます。さて、犬にとって炭水化物は必要なのでしょうか・・・一緒に見ていきましょう。

 

犬だけでなく、全ての動物たちに必要な炭水化物

私達人間はもちろん、犬や猫、その他の動物たちが活動していくためには、身体を動かすエネルギーとなる栄養素が必要不可欠です。

つまり、炭水化物の役割は「身体を動かすエネルギーの栄養素」と言えるでしょう。

色々な栄養素が挙げられますが、一番効率的にエネルギーに変換されるのが「炭水化物」となっています。

ドックフードの原料としては、米・小麦・ジャガイモ・サツマイモなどが主流となっていますよね。

犬は肉食動物のため、実はそれほど炭水化物を必要としていませんでした。しかしながら、人間と一緒に暮らす時間が長くなり、炭水化物にも対応できる身体になっていったのです。

 

犬のでんぷん消化能力はオオカミよりはるかに高い

犬はもともと肉食動物ですから、炭水化物が多くなってしまう食事内容は決してよいとは言えません。

しかしながら、見た目が良く似ているオオカミと犬を比べてみると、でんぷん消化能力に大きな違いがあることが分かったのです。

実は、犬の3つの遺伝子が変異したことが、犬のでんぷん消化能力を高めているというのです。

なんと犬は、炭水化物にたくさん含まれるでんぷんを分解するためのアミラーゼという遺伝子のコピーをオオカミの何倍も持っていることが分かったのです。最大で15倍ほどだと言われています。

また、アミラーゼ活性はオオカミの28倍にもなっています。ですから、犬はオオカミよりも炭水化物を消化する能力に長けているというわけですね。

しかしながら、いくら犬のでんぷん消化能力がオオカミよりも優れているからと言って、炭水化物を与えすぎてはいけません。肉などのたんぱく質よりも、炭水化物の量が多くなることは避けてくださいね。

 

いかがでしたか?犬が肉食動物なのに、炭水化物を上手く消化・吸収できるのには「遺伝子」に秘密があったのですね。驚いた方も多いでしょう。与えすぎに気を付けて、あくまでもバランスの良い食事を心掛けてあげましょう!

まとめ

  • 犬はもともと肉食動物ですから、炭水化物が多くなってしまう食事内容は決してよいとは言えません。けれど、でんぷんを分解するためのアミラーゼという遺伝子のコピーをオオカミの何倍も持っているために、でんぷんの消化能力に長けているのです。
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