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犬が痩せてきた?

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愛犬がいつも通り普通に食事をしているのに痩せてた・・・そんな時はなにか心配になってしまいますよね。

通常食事をとっていればなかなか痩せてくることはありません。何か愛犬に以上が?いつも愛犬を観察されている方なら心配になるところですよね。

愛犬が普段通り食べているのに痩せてきてしまった時に考えられる症状を述べていってみます。

 

犬の肝不全の可能性

肝臓の働きに異常が生じた時の病気です。肝臓は沈黙の臓器と言われ、症状が出にくいです。症状が出てしまう時にはかなり悪化してしまっている可能性があり、手遅れになりかねません。食事やアレルギー、細菌、ウィルス、中毒や先天性疾患、交通事故による内蔵疾患があります。

肝炎の多い犬種にコッカー・スパニエル系の犬種、ドーベルマンに多く見られますが急性肝不全は全ての犬種において見られますので注意が必要です。

 

犬の肝不全の症状

  • 元気がなくなる
  • 黄疸が見られる
  • 下痢や嘔吐を繰り返す
  • 痩せているのにお腹が膨れる

 

犬の肝不全の治療法

肝不全は初期段階では血液検査などとしない限りは適切な診断ができないケースが多いです。肝不全を患わってるとわかった場合は状況によって抗生物質などで薬事治療などを施していきます。肝臓障害を早期発見するためにも定期健診などで血液検査を行っておくことが大切になってきます。

 

犬の腎不全の可能性

人間も同じですが体の中の老廃物の排泄を司っているのが腎臓です。その排泄機能に何らかの障害をきたしてしまうのが腎不全です。

急性腎不全と慢性腎不全があり、急性腎不全の場合には尿路結石、腫瘍などの原因があり、慢性腎不全の場合は腎炎や急性腎不全からの移行によって徐々に腎臓機能に障害をきたすことで発症します。

 

犬の腎不全の症状

  • 下痢や嘔吐を繰り返す
  • おしっこの量が減って脱水症状がみられる
  • 水を多く飲み、おしっこの量が増える

 

犬の腎不全の治療法

急性腎不全はそのままにしておくと命に関わることもあるので、少しでも早期発見、治療の余地があります。

治療としては点滴など内科的治療を行っていきますが、慢性腎不全の場合は点滴や薬事療法の他にたんぱく質と塩分の制限などの食事療法を行いながら腎臓機能の低下が現在の状態以上に進行しないように治療を進めていきます。

腎不全は全ての犬種に起こりえますので獣医師さんに診断してもらってしっかり愛犬の健康状態を把握しておきましょう。

 

犬の炎症性腸炎の可能性

腸に炎症が起きてしまうことで様々な症状を出す慢性消化器系の病気です。考えられるものとしては食物アレルギー、細菌感染、遺伝、免疫系の異常などによって、腸管免疫系の異常が発症するのではないかと言われています。

 

犬の炎症腸炎の症状

  • 嘔吐を繰り返す
  • 下痢を繰り返す
  • 脱水症状を繰り返す
  • 元気がなくなる

 

犬の炎症性腸炎の治療法

症状が軽度であればアレルギーとなる原因物質を除去した食事療法で治療していくことが可能です。

症状が中度であれば抗生物質や消炎剤、免疫抑制剤などの薬物投与を行って治療を行っていきます。食欲があるのに痩せていったり嘔吐や下痢の症状に改善が見られてない時はすぐに動物病院に連れていきましょう。

発症しやすい犬種としてジャーマンシェパードにおいとされます。

 

犬の糖尿病の可能性

インスリンというホルモンの働きが弱くなってしまったり不足してしまったりすることで血中の糖分が多くなってしまう病気です。人間でもおなじみですね。

遺伝的な要因、肥満、内分分泌系の異常がきっかけとなってインスリン抵抗性が増大することで発症します。

犬の食べ過ぎや早食いには要注意です。年齢的には若い犬よりも6歳以上の高齢犬に発症することが多いようです。

 

犬の糖尿病の症状

  • 水を多く飲んでおしっこの量が増える
  • 動きがにぶくなる
  • 体重が減っていく
  • お腹が膨れる

 

 

犬の糖尿病の治療法

インスリンの分泌量低下の場合はインスリン注射で補充していきます。

これは慢性的なもので、一生続けていかなければなりません。インスリンの働きが悪い場合は血中に放出される糖分のコントロールをするために食事療法や適度な運動で治療を行っていきます。日頃から食べ過ぎや運動不足に注意して肥満にさせないことが大事です。

発症しやすい犬種としては、ダックスフンド・プードル・ゴールデンレトリバー・ラブラドール・レトリバー・サモエド・ジャーマンシェパードが多いとされています。

 

膵外分泌不全の可能性

食べ物の消化、吸収を行うために必要な消化酵素は膵臓で行われます。膵外分泌不全とは膵臓が十分に働かずに消化酵素が作られずにそのために食べ物の消化不良を起こしてしまい、栄養不足を招いていまう病気です。

膵臓で消化不足が生成されなくなる原因には慢性の膵炎や先天性形成不全、膵臓がん、膵臓の萎縮の可能性が考えられます。

 

膵外分泌不全の症状

  • 慢性的に軟便が続く
  • 吐き気がある
  • 便が白っぽく、油の腐ったような匂いがする

 

膵外分泌不全の治療法

膵臓で作られないために不足している消化酵素を食事に混ぜて、補給してあげるように治療していきます。与える食事の量を減らし、消化しやすいものに変えたり、1回の食事の量を減らしたり変えたりする食事療法をとっていきます。場合によってはビタミン剤を補給したり抗生物質を投与していくこともあります。

発症しやすい犬種としてはジャーマンシェパードや大型犬に多く見られます。

 

腫瘍性の病気の可能性

犬の腫瘍にはさまざまな種類があります。体のどの部位にできたかによって症状には違いがありますが、消化器や肝臓、腎臓、膀胱など腹腔内にできた腫瘍が影響して食べても痩せてしまうなどの症状が見られる可能性が高くなります。

腫瘍を引き起こしてしまう原因としては遺伝や食生活、ストレスなどが考えられます。

 

腫瘍性の病気の症状

  • 嘔吐を繰り返す
  • 吐血する
  • お腹が膨れる
  • 血尿が出る

 

腫瘍性の病気の治療法

早期に発見して腫瘍を取り除くことで治るケースもあります。悪性腫瘍(がん)の場合は外科手術以外に抗癌剤や放射線治療など腫瘍のできている場所や進行具合に応じて治療法を選択していくことになります。

高齢犬になると腫瘍性疾患になるケースは高くなってきます。定期的な健康診断を行い、早期発見を心がけましょう。

この病気になりやすい犬種はバーニーズ・マウンテンドッグ、ゴールデンレトリバー、スコティッシュテリア、ボクサーなどに多いですが全ての犬種に可能性はあります。

まとめ

  • 愛犬が通常通り食べていても痩せてくることがあります。 さまざまな病気の疑いもありますので2,3日様子を見ていても改善されない時は動物病院で診断してもらいましょう。
  • 犬の食欲がない時には肝不全・腎不全・炎症性腸炎・糖尿病・膵外分泌不全・腫瘍性の病気の可能性があります。症状などをよく観察して悪性のものの場合はすぐに動物病院に連れていきましょう。
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