犬の食欲がない時に考えられる原因
愛犬がいつも通り食べない、いつも喜んで食べるはずのおやつに何も反応を示さない、、、そんな時はとても心配になりますよね。
食欲とは健康のバロメーターとも言われています。犬に食欲がない場合、好きなものだけ食べるのか、それとも何に対しても食欲がないのか、そのケースに対して考えられる原因は様々です。
全く食欲がない場合は腸閉塞など深刻な病気を抱えている場合があります。犬の食欲がない時に考えられる原因を考えていきましょう。
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一時的に食欲がない
いつも与えているドッグフードに飽きてしまった場合やドッグフードを変えて愛犬の好みに合わない場合、犬は餌を与えても食べない時があります。また、夏など気温の高い時に暑くて食欲が衰退してしまう時もあります。
もし食欲がない状態が3日以上続くようでしたらまず動物病院で診察してもらいましょう。
発情期に食欲減退が見られることもあります
避妊をしていない雌犬の場合には年に2~3回の発情期があります。去勢をしていない雄犬の場合でも雌犬の匂いを嗅ぐことで食欲が減退したりすることがあるようです。人間の場合でも異性との関係で食欲が左右されることがありますよね。犬も人間も一緒なのです。
犬も精神状態で食欲が左右される
人間は精神状態で食欲が浮き沈みすることがありますよね。犬も一緒です。飼い主がかまってくれない・最近散歩に連れていってくれない・飼い主からの愛情を感じない・・・犬もデリケートな生き物です。心に不安があると食欲が減退したりします。犬に食欲がない時は最近何か愛犬の環境などに変化があったかどうかを一度見なおしてみましょう。飼い主が気にしていなかったとしてもワンちゃんにとってはストレスになっていることもあります。
食欲が全くなく、元気もない時はすぐに動物病院へ
食欲が全くない、元気もない、という時は危険な病気の可能性があります。命に関わる可能性もありますのですぐに動物病院へ連れて行きましょう。
可能性としてあげられる病気に腸閉塞があります。
腸閉塞とは
腸に何かが詰まっていることがあります。飼い主が見ていない時に誤っておもちゃやボール、石などを飲み込んでしまっていたり、腸に腫瘍ができてしまっていたり、寄生虫のかたまりなどで腸が圧迫されている可能性があります。
命の危険に関わることがありますのですぐに獣医師さんに相談しましょう。
腸閉塞の症状
- 嘔吐を繰り返す
- 下痢・便秘が見られる
- 呼吸が浅く、速い
腸閉塞の治療法とは
腸が詰まってしまった場合には腸管が壊死してしまって犬が死んでしまう可能性があります。獣医師さんの方で腸に詰まってしまったものなどを除去したり、腸管の修復治療を行っていってくれます。飼い主さんではなかなか腸の治療は難しいので動物病院にいってしっかり治療してもらいましょう。
腸閉塞は全ての犬種において発症し得ますので愛犬の食欲がない時はしかっり観察、考察してあげて、あきらかに症状がよくない時はすぐに動物病院へ連れて行ってあげましょう。
まとめ
- 犬に食欲がない場合、様々なケースが考えられます。犬はデリケートなので最近何か変化があった点などを色々思い出してみましょう。
- 全く食欲がない場合は腸閉塞など危険な病気の可能性があります。飼い主の手に負えない可能性もありますので食欲もなく元気もない状態が続く時はすぐに動物病院に連れていきましょう。